一週間ぶりです。Rosenthalです。

突然ですが、斎藤孝さんの「読書力」という本を読んだので簡単に紹介していこうと思います。

【概要】
この本は日常的に読書する習慣のない学生に向けてである。
長年にわたって読書を続けて来た人からすると少し物足りないかもしれない。

読書は大きく分けて三つの効果がある。

一つは、自己形成である。
読書を通して幅広い教養や、語彙力が身につく。
幅広く教養があると情報に対して相対的な見方をし、総合的な判断を下すことが可能になる。
また、語彙力が向上することによって、感情や思考自体が複雑で緻密なものとなる。
読書をする際にその著者が直接語りかけてくるように感じながら読むことによって、本の世界に沈潜し、場合によっては著者の体験を擬似的に体験できるのである。

次に、読書力の向上である。
より高い効果を得たいのならば、音読する、重要な箇所や興味深い箇所に線を引く、緩急をつけて読むという三段階を意識しながら読むと良い。
そうすることで、著者の主意を掴むことができ、本当の意味での「本を読んだ」ということに繋がる。

最後は、自分を広げることである。
読書を通して会話をより創造的、生産的にすることができる。
会話する際に相手の話の要点を掴み、その要点を自分の角度で切り返すことで脈絡のある話し方ができる。
その要点を掴むために読書が不可欠なのだ。
切り返しの際には、一般的な発言に対しては具体的に、具体的な発言に対しては一般的に返すとうまくいく場合が多く、幹を失わない、更には起伏が生じる。
そうすることで自分と相手の考えがうまく混ぜ合わさり、会話がクリエイティブになるというのだ。


【感想】
読書する意味を知らずに暮らしている人間からすると目からウロコの良書である。
この本を読んだら読書する習慣をつけざるを得なくなるので定期的に読むのが良い。
是非とも学生(特に膨大に自分の時間がある大学生)に読んでほしい一冊である。




ではまた更新した時に会いましょう(^^)/~~~